2026年1月に開催された国内最大級の投資イベント「資産運用EXPO【春】」。例年、株式や不動産投資が注目を集める中、今年はアンティークコイン投資ブースに異例の長蛇の列ができるなど、これまでにない熱気に包まれました。
なぜ今、アンティークコインが投資家たちの「駆け込み寺」となっているのか。EXPOでの反響と最新の市場動向から、その理由を紐解きます。
1. 「市場成長率+23%」が物語る、実物資産への資金シフト
今回のEXPOで多くの投資家が驚いたのは、アンティークコイン市場の圧倒的な成長率です。
- 過去5年の市場成長率: 約+23%
- 過去10年の価格上昇率: +157%(世界的な指数に基づく)
仮想通貨やハイテク株のボラティリティ(価格変動)を経験した投資家たちが、**「目に見える価値」と「歴史的な希少性」**に裏打ちされたコインへ、ポートフォリオの一部を移し始めていることが浮き彫りになりました。
2. 「円安・インフレ防衛」の決定打としてのコイン
2026年現在も続く円安傾向と物価高。日本円の価値が目減りする中で、アンティークコインは**「世界共通の価値基準」**を持つ資産として高く評価されています。 国際オークションでドルやポンドをベースに取引されるコインは、所有しているだけで円安ヘッジ(防衛)としての機能を果たします。EXPOの個別相談では、「預金として眠らせておくよりも、価値が世界に認められているコインに換えたい」という声が、中高年層だけでなく30〜40代からも多く聞かれました。
3. 「知らない」から「知りたい」へ。情報の透明性が向上
これまでのアンティークコインは「富裕層の隠れた趣味」という側面が強かったですが、2026年は大きな転換点となっています。
- 鑑定済みコイン(PCGS/NGC)の浸透: 第三者機関による格付けが一般化し、偽物リスクが大幅に低減。
- データベースの充実: 過去の落札価格がオンラインで容易に確認できるようになり、投資判断の透明性が高まりました。
EXPO会場では、専門家によるセミナーも満席となり、「もっと早く知っておきたかった」という声が相次ぎました。もはやアンティークコインは、一部のマニアのものではなく、戦略的な資産運用の選択肢として市民権を得たと言えるでしょう。
編集部コメント: 2026年の市場は、単なるブームではなく「裏付けのある投資」へと進化しています。次回の記事では、この熱狂を支える「世界的な市場規模の拡大と流動性」についてさらに深掘りしていきます。